教育は人で決まります
いい教育とは、学習者の自己実現のために、学びの方法を教え、やる気を起こさせる評価と励ましを与えることです。直接に何でも教えたり、簡単に手を差し伸べるものではありません。あくまで自力での解決を促す支援をします。また、学習者も安易に努力もしないで指導者に聞いたり教えてもらうことだけでは、自分の実力を伸ばすことはできません。努力して試行錯誤する、あるいは繰り返し練習する中から、真の実力が育っていきます。真の力でなければすぐにまた壁にぶつかってしまいます。
習うべき部分は習い、そして理解し、その後は既習事項を生かして工夫しながら新たな課題に取り組んでいくことが学習です。指導者は、支援者という立場で、力が着いたかどうかをテストなどで評価し、その結果がよくても悪くても励ましの言葉を与えます。その効果で、またやってみよう、自信がついてきたという前向きな学習に対する姿勢が育ちます。評価と励ましが一体となった指導が大切です。